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研究・教育活動

大道会は医療機関としての活動に加えて、神経リハビリテーションを中心とした先端的な医療技術、医療システム、研究方法の紹介と普及に努めております。リハビリテーション部は、ボバースアプローチを日本のみならずアジアから世界に広める教育・研修機関として活動しております。時には海外から講師を迎え、全国から集まった受講生とともに研修に力を注ぎます。
神経リハビリテーション研究部では、世界に先駆けて導入した光イメージングを始めとして、機能障害の客観的評価と研究のため各種の先端技術を取り入れ、これらによって得た結果を国際的な学会や学術誌に発表するとともに、再び治療に生かしております。さらに大学等の研究機関とも情報交換や技術交流を推進し、より高度な医学的アプローチを取り入れながら、当院からも臨床的見地からみたさまざまな提案を行うなど、障害治療のための努力を続けております。また、医学生に対するリハビリテーション医学の啓蒙活動として日本リハビリテーション医学会とともに講習会を開催し、大阪大学医学部大学院大学、関西医科大学からの学生実習を受け入れております。

講習会

大道会主催の講習会

日本ボバース講習会講師会議・日本小児ボバース講習会講師会議主催の講習会

◎お問い合せ・ご連絡先
 大道会講習会準備室 (森之宮病院内)
 〒536-0025 大阪市城東区森之宮2丁目1-88
 電話 06(6962)6722:福井 薫まで

◎一般社団法人 日本ボバース研究会学術局の情報サイトでもご覧になれます。
 http://homepage2.nifty.com/bobath/

森之宮病院看護部主催の講習会

◎お問い合せ・ご連絡先
 森之宮病院 看護部
 〒536-0025 大阪市城東区森之宮2丁目1-88
 電話 06(6969)7320 :上田まで

研修医・医学生の受け入れ

当院は、国立病院機構大阪医療センターおよび大阪大学医学部附属病院の協力病院として、前期臨床研修プログラムの中の、“地域医療”の領域を担当し、卒後2年目の臨床研修を1ヶ月間受け入れています。神経内科、リハビリテーション科、小児神経科、小児整形外科が中心となり、成人・小児の障害、リハビリテーションについて研鑽をつんでいただくとともに、さまざまな施設を持つ当法人の特長を生かして、老健施設や訪問リハビリテーションの見学もおこなっています。
学生実習としては、外科は関西医科大学の臨床実習施設となっており、関西医科大学6年生2名を2週間受け入れています。また、神経内科も大阪大学医学部の学外実習施設となっており、6年生2名を2週間クリニカルクラークシップとして受け入れています。

社会医療法人 大道会 神経リハビリテーション研究部(Neurorehabilitation Research Institute)

顧問:久保田競 部長:服部憲明

<目的>
本研究部は、脳や脊髄に損傷があって運動、言語、嚥下、認知などの機能に障害がある方々の機能回復を可能な限り促進するリハビリテーションの方法を確立するために、神経科学の立場から研究しています。
リハビリテーションが脳や脊髄に損傷をもつ方々の機能回復を助けることを私たちは経験上知っていますが、様々な機能訓練効果の神経科学的な意味付けはまだ不十分です。脳や脊髄の神経細胞は一度損傷をうけると修復されることはないとこれまでいわれてきましたが、最近の神経科学の進歩から、新しい神経回路のネットワークをつくることで機能回復に役立っていることが解ってきました。
リハビリテーション治療による機能回復を神経科学的に解明することは、さらに効果的な訓練方法の確立に役立ちます。そして、その成果は、患者さんの機能障害の程度を軽くし、社会復帰を助けることにつながると、私たちは信じています。

<研究活動>
私たちは近赤外線光を用いた脳機能画像装置を用いて、歩行や走行時の脳活動を測定することに世界に先駆けて成功しました。この装置を利用して、リハビリテーションによりどのような脳活動の変化が起こるか、またどのような変化を起こすことが回復に良い影響を与えるかを研究しています。それ以外の評価機器も以下のように大学以上に充実しています。最近は米国UCLAなど海外との共同研究も積極的におこなっています。

  • 機能的核磁気共鳴画像(運動時や発話時の脳活動を測定するもの)
  • 核磁気共鳴スペクトロスコピー(脳代謝の状態をみるもの)
  • トラクトグラフィー(運動に関係した神経の損傷の程度をみるもの)
  • 経頭蓋磁気刺激装置(磁気を用いて脳の運動神経を刺激してその機能を評価するもの)
  • デジタイザー (刺激部位や脳活動部位を正確に測定するもの)
  • 3次元動作解析装置
  • ワイヤレス筋電計
  • 座圧足圧計
  • 体重免荷装置 (身体をパラシュートジャケットで持ち上げて歩行練習が可能です)
  • タッピング磁気計測装置 (指の動きを正確に測定できます)
  • ストエングスエルゴメーター(運動に障害がある方でも操作ができます)

神経リハビリテーション研究部を発足した平成11年以降、米国を中心とした海外の専門誌に掲載された原著論文は多数に上り、他の論文や教科書への引用も増加しています。今後さらに、エビデンスのある神経リハビリテーションの方法論を森之宮病院から世界へ発信していきたいと考えています。

→論文発表など業績一覧はこちらからご覧いただけます

<社会的活動>
リハビリテーションは入院中に完結するものではありません。自宅での訓練や、ご家族の方々の介護法の学習が、機能の維持と向上に大切です。そのための講演会や講習会も開催しますので、リハビリテーションに関する質問やご意見がありましたらご遠慮なくお尋ねください。2005年11月にこれまでの私たちの研究成果をまとめた本を講談社のブルーバックスから出版しました。ご参考にしていただけると幸いです。(久保田競、宮井一郎編著「脳から見たリハビリ治療」)

受託研究に対する大道会の責任体系について

大道会では、公的研究費の運営・管理を適正に行うために法人関係者の職務分掌を以下の通り、明確に定めています。