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第一回日本臨床薬理学会 近畿地方会で鍵谷所長が会長を務めました

2016.11.17

 9月17日(土)に、第一回日本臨床薬理学会 近畿地方会が開催され、大会長を帝国ホテルクリニック鍵谷所長が務めました。日本臨床薬理学会は、科学的基盤に基づく薬物治療学を目指して、1969年に臨床薬理研究会として設立されました。そして、1980年に研究会を発展的に解消し、臨床薬理学会が設立され、これまで年1回の学術総会を行ってきました。研究会から数えると40年以上の歴史を持つ学会であり、日本の臨床薬理学、臨床試験の発展に貢献しています。


 そして、今年度から学会の設立主旨にのっとり、当該地域において、臨床試験を適正に行える教育・研修を行うとともに、薬物治療の進歩、臨床研究の促進を図り、広く社会に対する啓発を行うことを目的に、地方支部、地方会制度を設けることになりました。それに伴い、近畿地区の評議員の方々から世話人会が組織され、帝国ホテルクリニック鍵谷所長が近畿支部代表に推薦され、また、第一回近畿地方会の会長に任命されました。

 

 本会では、大阪から世界の臨床薬理学の発展に多大の貢献をなされた故東純一先生に因んだ、「ファーマコゲノミクス:最近の話題」をはじめ、「臨床試験の新展開」をテーマに臨床試験の新しい技法や取り組みについて、発表が行われました。その他、教育講演では実地臨床医家でもある大阪大学医学系研究科臨床遺伝子治療学の勝谷友宏医師が「高齢者高血圧の管理」について、また、特別講演では大阪大学大学院医学系研究科医療情報部の松村泰志教授が「電子カルテシステムの臨床研究への活用」として、臨床試験、治験における電子データの取扱いについてご講演されました。

 

 早急な地方支部の発足、そして第一回近畿地方会の開催だったため準備不足の面もありましたが、約120名もの参加者が集い、活発な討論が行われました。帝国ホテルクリニックの契約先である医薬業界の方からの参加者もあり、ご支援いただきました皆様に感謝いたします。

 

 

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