まずは検査にお越しください

当院は、足の血管に特化した治療を行っている数少ない施設の一つです。

「下肢閉塞性動脈硬化症かも?」と思ったら、まずは検査にお越しください。
当院では、患者さんの症状や体調などにあわせて、様々な検査法の中から必要なものをご提案します。
 

検査の種類

足関節上腕血圧比(ABI : Ankle Brachial Index)

両手足に血圧計を巻き同時に血圧を測定することで、血管年齢、血管の硬さ、血管の詰まりが5分程度で分かります。体への負担が最も少ない検査です。治療後の再発の早期発見にも非常に有効な検査です。

 

運動負荷ABI検査(Exercise ABI)

通常のABI検査の結果が正常値でも、運動をすると異常値を示す方がおられます。運動前後でのABI値を測定することで、下肢閉塞性動脈硬化症を診断することができます。
検査は手足に血圧計を巻きながら、専用の足踏み装置を踏んでいただくだけの簡単な検査です。

 

下肢動脈超音波検査(Duplex echo)

超音波を当てるだけで血管の詰まりの程度がわかります。患者さんは寝ているだけで痛みも伴いませんので安心して受けていただけます。

 

皮膚灌流圧(SPP : Skin Perfusion Pressure)

足に潰瘍などがある場合に潰瘍周辺の皮膚にレーザーをあてどれくらいの血液が流れているかを測定します。この値を参考にして、足に傷を持った患者さんの治療方針を決めます。血の流れを良くしなければ、傷の部分だけを切っても傷口はふさがりません。カテーテル治療で皮膚還流圧を改善させて、なるべく足先に近いところで切断できるように当院では努めています。

 

下肢造影CT

血管に色を付ける造影剤を腕の静脈から投与し、足の血管を評価するために行います。血管内部のプラーク(脂の塊)や石灰化(石の塊)も評価できるのでカテーテル治療の際の治療方針決定に有効です。しかし腎臓の機能の悪い方、アレルギーをお持ちの方に造影CTを行うためには様々な配慮が必要ですので、当院では代わりに、造影剤を用いない単純CTのみで評価しています。

 

下肢単純MRA

腎臓の機能の悪い方、造影剤にアレルギーにお持ちの方に造影CTの代わりに行うことがあります。下肢の血の流れを信号化し特殊な処理を行うことで造影剤を使わずに下肢の血管を画像化する検査です。体にペースメーカなどの金属が入っていると検査は受けられませんのでご相談ください。

 

 

診療のご予約・お問い合わせ先

早期診断、早期治療があなたの将来を大きく変えます。

森之宮病院の循環器内科では、下肢カテーテル治療のエキスパートが診断・治療いたしますので、他院でカテーテル治療が不可能と言われた方、下肢の切断を勧められた方、紹介状をお持ちでない方も一度ご相談ください。

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外来受付(1階中央処置室)

 

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