昭和29年(1954年)、日本が戦後の荒廃からようやく立ち直りつつあった頃、大阪市城東区に開設されたのが大道医院(後年の「大道病院」)です。患者さんの立場に立って、人間味あふれた、優れた医療を提供し続けることが、地域から信頼される医療につながる――これが、病院創立にこめた思いでした。
以来55年、施設・設備・サービスの充実を図り、24時間の救急体制をはじめ、在宅医療、数々の専門外来の実現など、高度専門的な地域医療に力を注いできました。
その一方で、昭和57年(1982年)には「ボバース記念病院」を開設。脳卒中や脳性まひなど中枢神経障害に対するリハビリテーション医療に挑戦しました。脳科学に基づいたボバースアプローチを駆使した治療が高い評価を受け、現在では全国から治療を希望される方が訪れるようになっています。
さらに、平成8年(1996年)には帝国ホテル大阪に人間ドック専門の「帝国ホテルクリニック」を開設。同じ年、大阪市の地域医療計画に沿って介護を中心としたサービスを行う「訪問看護ステーションおおみち」を開設しました。平成10年(1998年)には介護老人保健施設「グリーンライフ」を開設。平成12年(2000年)に社会福祉法人山水学園が姉妹法人として加わりました。地域医療からスタートし、リハビリ、予防、在宅、福祉…と、機能の多様化を展開してきました。
そして平成18年(2006年)、大道病院の「急性期医療」とボバース記念病院の「日本有数のリハビリテーション医療」を集約・高度化した新しいスタイルの病院として、森之宮病院を開設し、官民共同運営型PET施設として、森之宮クリニックを開設しました。
地域と時代の要請をキャッチする洞察力、実行力。大道会の歩みは、地域や時代が必要としているものをいち早く的確に捉え、実現してきた結果といえるでしょう。