臨床検査技師(検体検査)

臨床検査技師(検体検査)

仕事内容

森之宮病院

 森之宮病院での検体検査は、生化・血液・免疫(感染症、各種マーカ、甲状腺など)・一般・輸血検査と血液ガス、キットによる迅速検査などや採血業務・出血時間を行っています。科内には大小10台以上の検査機器があり、技師全員が全ての機器を取り扱っています。また、特殊な項目でも臨床医のニーズに出来る限り対応するように努めています。輸血検査に関しては、血液センターと隣接している立地条件を生かし、製剤の在庫を極力抑えながらも緊急の輸血依頼に迅速に対応出来るよう取り組んでいます。

ボバース記念病院

 当検査室は、同一法人である大道クリニック(透析)、グリーンライフ(老健)の検体検査も実施しています。特に、透析科や当院リウマチ科から要求される検査項目では、それぞれに特化された検査項目を採用・実施しています。
精度の高い検査値を報告するだけでいいのか、国試前にあれだけ勉強した各検査項目の臨床的意義が実際の仕事に役立っているのか、などをよく考え、R-CPCを実践しています。各データ間にはバランスというものがあると考えています。特に、対局、同局にある検査項目のデータに偏りがあったり、経時変化にばらつきがある場合などでは、臨床像を検査所見から推測し、主治医の所見と突き合わせて意見交換し、必要があれば、追加・次に実施すべき検査項目を具申し、チーム医療に参加しています。

 

教育体制・キャリアパス

森之宮病院

 森之宮病院では、生化・血液・免疫・一般と大きく分け各月でローテーションを行っています。新入職の方にはこれらの部門で順に仕事を覚えていきます。但し、機器の難易度や個人差に応じ、各々習得具合を確認しながら担当者が指導を行っていきます。また、当院では院内検体検査に関し当直帯でも出来る限り日勤帯同等に対応しています。そのため、院内項目がすべて測定できることを当面の目標に教育・指導を行っていきます。その他、院内委員会報告、病院学会発表など内外の研修に関わっていきます。

ボバース記念病院

 院内勉強会は、不定期ではありますが、なるべく医師参加のもとで実施しています。又、院内の症例には限りがあり、広く、深くスキルや知見を拡げてもらうために、他院(大学病院等)での研修や、技師会の勉強会・講習会、メーカー主催の勉強会にも積極的に参加できる体制を構築しており、特に、専門学会である日本医学検査学会での発表に力を入れており、総会、地方会で毎回発表することを目標として努力しています。臨床検査士2級の取得も奨励しており、現在1名の取得者(血液)が在職しています。

 

先輩の声①

森之宮病院診療技術部検査科
臨床検査技師
Aさん

担当している業務について教えてください。

 当院検査科は検体検査全般の業務を行っており、現在は免疫学を担当しています。担当は月替わりになっており、まんべんなく業務を行っています。当直明けや休暇のスタッフがいる場合などは掛け持つこともあります。

 

大道会に就職したきっかけを教えてください。

 中規模の病院でなるべく実家から通える範囲内の病院を探していました。調べていく中で当院検査科の求人情報を見て自分に適していると思いました。新人研修やフォローアップ研修も行なわれていると聞いた時、人材育成にも力を入れており、新社会人の私も頑張っていける病院だと思いましたので、当院検査科での就職を希望いたしました。

仕事のやりがいはどのような点ですか。

 NSTでの活動です。主に検査値の変動に対する説明を行い、見落としがないように報告することを心掛けています。ですが検査値が変動する要素は様々で、それを経過記録や食事の摂取状況などから読み解くことは難しく常に四苦八苦しております。そういった苦労も有りますが、他職種と意見を交えることはあまりないため看護師や管理栄養士、薬剤師の考え方も聞けて非常に勉強になります。

職場の雰囲気はどうですか。

 検査科のスタッフは優しく、大変過ごしやすい職場です。新入職で就職し、右も左もわからない私に対しても丁寧に指導していただき、当直業務に入れるように根気よく指導して頂きました。また何か困っている時も、話しやすく親身になって相談に乗ってくれるので、問題解決も早く業務も円滑に進めていけます。

 

仕事で苦労した経験はありますか。それに対してどのような工夫をしましたか。

 一般検査部門での尿沈渣を読み解くことに苦労しました。先輩技師の方に確認をしてもらうのですが自分が出した検査結果と先輩の報告した検査結果が異なることが多々ありました。尿沈渣の勉強会に参加したり、尿沈査を数多く読むことによって自分自身の沈査成分への知識を深め、検査結果の報告ができるようになりました。

 
今後の目標を教えてください。

 当院検査科は様々な部門を担当できる職場です。そのことを生かし、各部門の二級検査技師および緊急検査技師等の認定資格の習得をすることが目標です。資格勉強で得た知識を業務に合わせて検査結果への更なる理解を深めること、新たな業務内容が増えた際にも対応できるように備えることが大切だと思います。

就職希望者へメッセージ

 当院検査科では、一つの部門の担当に留まることなく全部門をこなす必要があります。そのため様々な知識を広く持つことが求められます。前述の通り検査科のスタッフは優しくアットホームな職場環境でもあり、先輩技師の方々もしっかりと指導してくれます。当院検査科の雰囲気を知るためにも是非とも、見学に来ていただくことをお勧めします。

 

先輩の声②

森之宮病院診療技術部検査科
臨床検査技師
Bさん

担当している業務について教えてください。

 検査科は検体業務を主としていて、生化学検査・血液検査・免疫学検査・一般検査・輸血検査・血液ガスおよびインフルエンザなどのキットによる迅速検査をしています。

 

大道会に就職したきっかけを教えてください。

 就職先を探していた時に当院は検体検査と生理検査が分かれていることを知りました。検体検査を中心とした業務がしたいと思っていたので、ここなら希望に応じた仕事が出来ると思いました。また、検体検査の中でも生化学・血液・免疫・一般・輸血検査など各部門をローテーションしていることを知り、さまざまな検査に携わることが出来ると思い当院に就職しようと思いました。

仕事のやりがいはどのような点ですか。

 検査データを正確かつ迅速に報告することが私たち検査科の役割です。その中でもただ測定するだけではなく、検体の状態や検査データを見て異変に気付いた際には臨床側と連携をとることにより誤った結果返却を防ぐことが出来たり、その異変を迅速に伝えることが出来た時にやりがいを感じています。

職場の雰囲気はどうですか。

 普段からコミュニケーションを多く取っているうえに、検査室内は仕切りが無いため困っていたり、手が回っていないスタッフがいれば直ぐに周囲が協力し問題解決が出来るような、温かい職場環境です。

 

仕事で苦労した経験はありますか。それに対してどのような工夫をしましたか。

 担当部門が分かれていますが、その中でも細分化しており、毎日の試薬補充、機器メンテナンスなど作業が沢山ある為、初めは戸惑いました。しかし、先輩から作業手順を効率化をすることや、優先順位を決め予定を立てて行動することの大切さを学び、焦らず一つ一つ丁寧に作業を進めていくようにしました。現在では、周囲の状況も考えながら働けるようになりました。

 
今後の目標を教えてください。

 顕微鏡を使う検査は自分で判断するため他の機器を使って行う検査よりも個人の責任が大きいです。その為、現状で満足することなく勉強会などに行き、知識の幅を広げ日々の業務に活かしていきたいです。

就職希望者へメッセージ

 検査科では、直接患者さんと接するのは出血時間くらいです。検査室内に閉じこもりっぱなしではなく、各委員会に参加しているため他職種の方々との交流はあります。検査項目は幅広く、顕微鏡での業務や輸血業務もある為、知識の習得は大変です。検査データを返すことは重大な責任を伴いますが、それ故やり甲斐も凄く感じることが出来ます。検査科は明るく思いやりに溢れている職場です。是非一度見学に来て下さい。

 

就職説明会・見学会

今年度の見学会は終了いたしました。 多数のご参加、誠にありがとうございました。

 

募集要項

新卒採用

今年度の新卒採用は終了いたしました。 多数のご応募、誠にありがとうございました。

 

中途採用

現在中途採用の募集はございません。

 

 

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