PET/CT検査について

比較的小さながんを見つけだし、がんの広がりや転移・再発の診断が可能に

PET/CT検査とは

PET(Positron Emission Tomography)検査とは、「陽電子放射断層撮影装置」を用いた検査のことで、腫瘍組織や心臓・脳などの働きを断層画像としてとらえる検査方法です。

この検査では検査目的に合わせ、ポジトロン(陽電子)を放出する薬剤を静脈から注射し、がんに集積した微量の放射線を測定します。最近では、このPET装置と16列マルチスライスCTを組み合わせたPET/CTが主流になりました。それによってがんの広がりや転移・再発の状況を的確に画像化できるようになりました。当クリニックはPET/CT2台を駆使し、がんの診療に貢献しています。

 

 

がんに対するPET/CT検査の仕組み

PET/CT検査は、陽電子を放出する元素を組み込んだ薬剤を使用します。注射された薬剤が腫瘍に集まり、そこから出る微量の放射線をPET機器が検知することにより悪性腫瘍を発見します。

がん細胞は活発な分裂をするため、エネルギー源として正常な細胞の3~8倍のブドウ糖を消費。

ブドウ糖によく似た薬剤(FDG)に陽電子を放出する核種を組み込みます。

できあがった放射性の薬剤を注射し、全身に広がるのを待ちます。

薬剤が集まる場所(がんや肉腫など)から出る放射線をPET/CT機器で計測します。

 

PET/CT検査の利点

これまでの検査ではわからなかったがんや転移の部位を発見

PET/CTによるがん検査はFDG という薬剤を注射して、ブドウ糖の代謝が盛んな病変を検出する方法を用いるので、検査の原理が異なる CTやMRI では分かりにくいがんを診断できます。

 

頭から大腿まで全身を一度に検査できる

体内に注射した薬剤の分布をPET/CT装置で撮影します。最近では、PET/CT装置の進歩により短時間(30分程度)で全身像を撮影できるようになりました。

 

痛みや不快感がほとんどなく、検査着を着たままでの受診が可能

PET/CT検査は、薬剤を注射したのち、約1時間安静室で休んでいただいた後、検査台に30分程度仰向けに寝ていただく間に検査が終了します。検査に伴う痛み・不快感はほとんどなく、検査着のままの受診が可能です。

 

PET/CT検査の限界

PET/CT検査でも数mm以下の小さながんの発見は困難です。PET/CT検査に使用する薬剤は炎症など、がん以外の病気の場所にも集積します。このためPET/CT検査で異常があった場合、がんかどうかの確定診断のために、さらに他の検査が必要になることがあります。PET/CT検査は万能ではないことをご理解ください。

 

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