小児神経科

確かな診断と治療で子どもたちの可能性を広げ、障害にとらわれない豊かな生活を目指します。

診療対象

運動障害を伴う小児神経疾患の診断、治療およびリハビリテーション

(脳性麻痺、運動発達遅滞および急性脳炎・脳症、頭部外傷、脳血管障害等の後遺症)

※セカンドオピニオンも行っています。一般小児疾患(風邪等)の診療は行いません。

特色

外来診療

年間の延べ患者数は3000人前後、そのうち初診は約250例で、セカンドオピニオンも含め、全国から紹介を受けています。近畿圏以外からの患者さんも2割程度おられます。
脳性麻痺など運動障害の診断とリハビリテーションが中心ですが、発達遅滞の鑑別診断、てんかんや睡眠障害、筋緊張に対する薬物治療、摂食障害の診療なども行います。
特に脳性麻痺の患者さんには長期にわたる計画的なリハビリテーションが必要なため、地域の療育機関と連携しながら、外来リハビリテーションと入院による集中治療を組み合わせて提供しています。

入院診療

脳性麻痺などの運動障害に対して、集中リハビリテーションを目的に入院治療を行っています。急性期病院からは、急性脳症・頭部外傷・脳梗塞などに対する早期リハビリテーションを目的に紹介されます。
いずれも国内トップレベルの症例数を有し、最高の治療を提供するように努力しています。

地域連携

福祉、療育、教育との連携のため、定期的に保健センターや療育園に出張し、療育上の相談や指導に応じています。
地域の小児科医や大学などの専門機関との連携を含め、障害を持った子どもたちが地域で安心して暮らせるようなネットワークづくりを心がけています。

医学研究

子どもたちに直接還元できるような脳性麻痺や小児神経疾患領域での臨床研究も積極的に行っています。
平成17年~22年には厚生労働省精神・神経疾患研究を委託され、脳性麻痺の発生要因、治療効果に関する最先端の研究を行いました。その後も3つの研究班で病因に関する研究に参加・協力していました。その成果は国内外の学会で毎年発表しています。

私たちはどうすれば障害を持った子どもたちの「できること」を広げられるかを真剣に考えます。子どもたちの「できること」を見逃さないように、診察は一緒に遊ぶことから始まります。
病気の診断や治療も、「できること」をふやして子どもたちがより世界を広げ、成長し、新たな人生の楽しみを見つけるための手段であると位置付けています。
治らない障害があっても、リハビリテーションを通じて子ども本来の発達を促し、生活の幅を広げて家庭や学校での生活をより有意義なものにできるよう、お役に立ちたいと思います。

スタッフ構成

日本小児科学会認定指導医 2名
日本小児科学会認定専門医 4名
日本小児神経学会認定専門医 4名
日本リハビリテーション医学会認定専門医 1名
非常勤医師 1名
非常勤臨床心理士 3名

 

認定施設

小児神経専門医研修認定施設

主な検査・特殊治療

神経画像検査(MRI、CT)
神経生理学的検査(誘発電位、神経伝導速度、筋電図、ビデオ脳波等)
嚥下造影検査
心理発達検査
入院機能訓練(母子入院、単独入院)
入院てんかん治療(終夜脳波、ACTH療法含む)

主な紹介元・紹介先施設

大阪発達総合療育センター、あさしお園、吹田市立わかたけ園、豊中市立しいの実学園、高槻市立療育園、藍野療育園、八尾市立いちょう学園、堺市こども療育センター、岸和田市立いながわ療育園、神戸市総合療育センター、西宮市立わかば園、西宮すなご医療福祉センター、尼崎市立たじかの園、宝塚市立療育センターすみれ園、川西さくら園、心身障害児総合医療療育センター、東京都立北療育園、富山県高志通園センター、大阪市立総合医療センター、大阪大学医学部附属病院、愛染橋病院、淀川キリスト教病院、愛仁会高槻病院・千船病院、兵庫県立こども病院、神戸大学医学部附属病院、大阪医科大学附属病院、関西医科大学附属病院、大阪府立母子保健総合医療センター、市立泉佐野病院、市立豊中病院、市立岸和田病院、JCHO大阪病院

脳性まひ講演会

大道会では、平成28年4月より、脳性まひ講演会を開催しています。脳性まひの方とそのご家族を対象に、当法人の医師やリハビリスタッフが講師となり、医療機関と患者さん、ご家族が双方向で交流できる場を目指しています。

 

スタッフ紹介

お子様一人ひとりの生活の質の向上に取り組んでいきます。


平井 聡里
(ひらい さとり)

リハビリテーションだけでなく、それぞれの障害に合う形でのトータルマネージメントを行いたいと考えています。てんかんや合併症の治療、教育機関への配慮の要請、公的機関と連携した地域の環境設定など、お子さん一人ひとりのQOLが向上するように積極的に取り組んでいきます。

プロフィール

平成5年近畿大学医学部卒業。
淀川キリスト教病院、大阪大学医学部附属病院(小児神経グループ)、国立療養所静岡東病院(てんかんセンター)等を経て平成17年から旧ボバース記念病院小児神経科に勤務。平成18年4月から森之宮病院小児神経科勤務。

  • 日本小児科学会認定専門医
  • 小児慢性特定疾病指定医
  • 難病指定医

 

長期的な患者さん・ご家族の生活の質を少しでも高めていきたい。


小児神経科医長
北井 征宏
(きたい ゆきひろ)

大阪大学医学部附属病院で2年間小児神経診療に携わり、リハビリテーション・療育をより専門的に学びたいと考えるようになりました。森之宮病院では、退院後の家庭や学校での生活を含め、長期的な患者さん・ご家族の生活の質を少しでも高められるよう、コメディカルスタッフとともに努力していきたいと思います。

プロフィール

平成15年大阪大学医学部卒業。
箕面市立病院、ベルランド総合病院、大阪大学医学部附属病院を経て、平成21年4月から森之宮病院小児神経科勤務。

  • 日本小児神経学会認定専門医
  • 日本小児神経学会評議員
  • 日本小児科学会認定指導医
  • 日本小児科学会認定専門医
  • 小児慢性特定疾病指定医
  • 難病指定医

 

お子様一人一人によりそえるよう丁寧な診療を心がけていきます。


水谷 聡志
(みずたに さとし)

淀川キリスト教病院等で急性期医療に携わっていくなかで、リハビリテーション・療育を専門的に学ばなければと考えるようになりました。リハビリテーションを必要とするお子様、ご家族ともに学び、成長していきたいと考えております。

プロフィール

平成25年大阪大学医学部卒業。
淀川キリスト教病院、長野県立こども病院(小児集中治療科研修)を経て、平成30年4月から森之宮病院小児神経科勤務。


 

患者さんやご家族の生活を成長を通して支えていきます。


廣恒 実加
(ひろつね みか)

市中病院での診療を通じて小児神経の分野に興味を持ちました。中でも療育やリハビリテーションの分野は患者さんやご家族の生活に身近で欠かせないものです。スタッフとともに医療の現場だけでなく、教育・福祉とも連携しながら患者さんの生活を総合的により良くできるよう努めます。

プロフィール

平成22年大阪大学医学部卒業。
淀川キリスト教病院、市立豊中病院、大阪大学医学部附属病院を経て、平成30年5月より森之宮病院小児神経科勤務。

  • 日本小児科学会専門医
  • 小児慢性特定疾病指定医
  • 難病指定医


 

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