小児整形外科

発達と社会参加を長期的な観点から支援していきます。

診療対象

脳性麻痺、二分脊椎などによる運動発達障害、先天性内反足、先天性股関節脱臼、斜頚

外来医師担当表 [完全予約制]

診療時間

受付
AM 8:30~11:30

診察
AM 9:00~12:00

吹上

 

柴田

 

吹上

 

受付
PM 1:00~4:30

診察
PM 1:30~5:00

吹上
(2,4週)

 

柴田

 

柴田
(1,3,4,5週)

 

 

装具診察

診療時間

受付
PM 1:00~4:30

診察
PM 1:45~5:00(水)
PM 1:30~5:00(金)

 

 

吹上

 

松山

 

休診情報

柴田医師 6月29日(金)午後 外来休診

吹上医師 9月26日(水)午後 装具診察休診

※急な休診等もございますので、ご了承ください。

特色

標榜診療科である小児整形外科は、先天性内反足や先天性股関節脱臼など小児整形外科特有の疾患を扱う診療科ですが、森之宮病院における小児整形外科は、脳性麻痺などのリハビリテーションを必要とする障害児を中心に治療しているという大きな特徴をもっています。そして、脳性麻痺をはじめとした運動障害を主に治療しつつ、障害児・者が、健康な生活を営み、社会参加を支援することを最終目標と考えています。
外来ではリハビリテーションや装具治療を行い、手術や検査、集中的なリハビリテーションが必要な場合には入院していただいています。治療においては、小児神経科と連携して、多面的に子どもたちの発達を促すように努めています。

当科の特色について詳しく紹介します。

小児期から成人まで一貫した支援

脳性麻痺を治療している施設には、小児のみを対象としている施設が少なくありません。一方、一般病院では、成人であっても、脳性麻痺など小児期からの疾患に対する経験がないために十分治療できない施設が少なくありません。
大道会では、森之宮病院とボバース記念病院の連携によって、小児期から成人に至るまで一貫して治療できる強みをもっています。
外来リハビリテーションに関しては、中学生未満の患者さんは森之宮病院、中学生以上の患者さんはボバース記念病院と実施施設が分かれていますが、診察は当科のスタッフが両病院で行っているため、切れ目なく患者さんの状態を把握することが可能となっています。

地域連携

岸和田市立いながわ療育園、砂子療育医療センター、神戸市総合療育センター、寝屋川市保健福祉センターなど、京阪神間の複数の保健所や療育施設へ定期的に出張し、発達検診や診察を行っています。
患者さんが生活している地域に出張することにより、日常生活をより深く知ることができるとともに、地域の療育施設や保健所と密接な連携をもつことができると考えています。

スタッフ構成

常勤医師 3名

  日本整形外科学会認定指導医 1名
  日本整形外科学会認定専門医 1名
  日本リハビリテーション医学会認定指導医 1名
  日本リハビリテーション医学会認定専門医 2名
  義肢装具等適合判定医 2名
  臨床研修指導医 2名
  麻酔科標榜医 1名

認定施設

日本整形外科学会教育研修施設
臨床研修協力施設(大阪医療センター)
臨床研修協力施設(大阪大学)

主な検査・特殊治療

入院・外来リハビリテーション
装具療法
脳性麻痺等に対する手術と術後リハビリテーション
ボツリヌス療法

主な紹介元・紹介先施設

大阪府立母子保健総合医療センター、大阪発達総合療育センター、独立行政法人大阪医療センター、神戸市総合療育センター、大阪府立身体障害者福祉センター、大阪厚生年金病院、あさしお園、吹田市立わかたけ園、豊中市立しいの実学園、尼崎市立たじかの園、八尾市立いちょう学園、堺市こども療育センター、宝塚市立療育センター、川西さくら園、岸和田市立いながわ療育園、兵庫県立こども病院、西宮すなご医療福祉センター、門真市立くすのき園、大阪市立総合医療センター等多数

脳性まひ講演会

大道会では、平成28年4月より、脳性まひ講演会を開催しています。脳性まひの方とそのご家族を対象に、当法人の医師やリハビリスタッフが講師となり、医療機関と患者さん、ご家族が双方向で交流できる場を目指しています。

 

治療実績

平成27年4月~平成28年3月、当科では変形の矯正や、股関節脱臼の整復、痙性のコントロールなどを目的に146人に手術を行いました。手術と術後リハビリテーションを通じて、運動機能の向上や生活の質の向上を目指しています。
ボツリヌス療法は、筋肉内にボツリヌス毒素製剤をうつことで、その筋肉の痙性を一定期間(1~4カ月程度)和らげる働きがあります。繰り返し打つ必要がありますが、手術より安全で体にかかる負担が少なく、運動機能向上、介助量軽減、疼痛軽減、手術時期の延期などを目的に積極的に行っています。


手術疾患別患者数(平成27年度)

原疾患

病型

人数(人)

脳性麻痺

 

91

 

アテトーゼ

15

片麻痺

12

痙直性両麻痺

42

痙直性四肢麻痺

19

失調

3

その他

 

14

合計

 

105

 

手術時年齢別患者内訳(平成27年度)

疾患

人数(人)

0~5歳

22

6~11歳

62

12~17歳

21

18歳以上

0

合計

105

※18歳以上の患者さんの外来診察とリハビリテーションはボバース記念病院で行っていますが、手術は森之宮病院で行っています。


術式別手術件数(平成27年度)

術式名

件数(件)

部位数(肢)

軟部組織解離術

85

 

股関節

24

47

膝関節

30

58

足関節

21

32

大腿骨骨切り術

14

15

骨端線抑制術

3

10

神経ブロック(ボトックス)

47

 

抜釘術

5

6

その他

4

4

合計

延べ 147

 

※術式は1人の患者さんで複数含む場合があります。
※軟部解離術には、腱延長、移行、切腱などを含みます。

 

義肢・補装具の作製および修理件数(平成27年度)

内容

件数

上肢装具 22

下肢装具

532

靴型装具

12

足底装具

80

外転装具 37
膝装具 22
頸椎装具 9

座位保持装置・プローンボード

184

カーシート 28

車いす

49

電動車いす

2

バギー 2

歩行補助具(歩行器+杖)

102

体幹装具

38

ダーメンコルセット

65

義足 3

その他(ヘルメット、サポーター)

47

合計

1,234

 

ボトックス施注件数(平成28年度)

 

人数(人)

回数(回)

森之宮病院

82

162

ボバース記念病院

50

89

合計

132

251

 

スタッフ紹介

患者さんの良きパートナーでありたいと私たちは考えます。


副院長
柴田 徹
(しばた とおる)

疾患や障害をどのように治療するか、また、完全に治らない疾患についても、それらを抱えながらどのような生活をしていくかは、患者さんそれぞれに違うと思います。私どもは当病院でできる治療や情報を精いっぱい提供していきますが、あくまでも皆様の人生観や価値観が最も重要であり、選択するのは患者さんご自身であると考えています。その意味で、患者さんのよきパートナーでありたいと思っています。

プロフィール

昭和59年大阪大学医学部卒業。
大阪大学医学部附属病院、大阪府立母子保健総合医療センター等を経て平成12年から旧ボバース記念病院小児整形外科部長。平成14年から旧ボバース記念病院副院長。平成18年4月から森之宮病院副院長。

  • 日本整形外科学会認定指導医
  • 日本整形外科学会認定専門医
  • 日本小児整形外科学会評議員
  • 近畿小児整形外科懇話会世話人
  • 日本リハビリテーション医学会認定指導医
  • 日本リハビリテーション医学会認定専門医
  • 日本リハビリテーション医学会近畿地方会幹事
  • 大阪府障害者地域医療ネットワーク推進委員
  • 日本脳性麻痺の外科研究会世話人
  • 回復期リハビリテーション病棟連絡協議会医療安全委員
  • 医学博士
  • 小児慢性特定疾病指定医
  • 難病指定医

 

子供達に寄り添いながら、適切な小児整形外科手術を行います。


小児整形外科部長
吹上 謙一
(ふきあげ けんいち)

私自身が乳児期に股関節脱臼の治療を受けた経験から、医師になり小児整形外科医の道を選びました。脳性麻痺に限らず、股関節疾患全般(股関節脱臼、ペルテス病、大腿骨頭すべり症など)、足部疾患(先天性内反足、外反扁平足、二分脊椎、先天奇形など)、側弯症など様々な疾患の治療を行います。染色体異常や様々な症候群の患者さんについても、お子様の成長に合わせた治療を行います。メールでの相談も受け付けていますので、気軽にご連絡下さい。
(メールアドレスfuki8187@gmail.com

プロフィール

平成10年京都大学医学部卒業。
京都大学医学部附属病院、水野記念病院、滋賀県立小児保健医療センター等を経て、平成30年4月より森之宮病院小児整形外科勤務。

  • 日本整形外科学会認定指導医
  • 日本整形外科学会認定専門医
  • 近畿小児整形外科懇話会世話人
  • 医学博士
  • 小児慢性特定疾病指定医
  • 難病指定医

 

ありのままで。


奥野 杏子
(おくの きょうこ)

これまで一般整形外科疾患や嚥下リハビリテーションについて研修してきました。その人がもつありのままで楽しく過ごせるように、小児整形といった未来ある生活を身体的および精神的にも元気になれるよう少しでもお役に立てたらと考えています。

プロフィール

平成24年福岡大学医学部卒業。
大阪大学付属病院整形外科、市立豊中病院、星が丘医療センター、関西労災病院を経て平成30年4月から森之宮病院小児整形外科勤務。

医療機関の皆様へ

中学生未満の患者さんの当科へのご紹介は森之宮病院の柴田または松山の外来予約を、中学生以上の患者さんのご紹介はボバース記念病院の柴田の外来予約をお電話にてお取りいただくようお願いいたします。

ただし、明らかな入院・転院相談の場合は、成人であっても森之宮病院にご紹介ください。
森之宮病院の当科に患者さんをご紹介いただいた場合でも、お電話で内容をお聞きしたうえで、小児神経科(小児科)の診察の方が適切であると思われる場合やそちらをお勧めする場合もありますのでご了承ください。

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