大阪市城東区の人工透析 大道クリニック

人工透析

患者さん一人ひとりの状態にあった治療方法・透析時間を検討し、最善と思われる治療を行っています。

<治療時間>

3時間~5時間

<当院で可能な治療>

血液透析(HD)・血液透析濾過(オンラインHDF、オフラインHDF)

 

 

血液透析(HD)とは?

腎臓は、1日に約170リットルの血液を濾過し、約0.5~2.5リットルの尿を作っています。腎臓の機能低下によって慢性腎不全が進行すると、腎臓で尿が作られなくなり、本来尿として排泄されるべき老廃物や毒素、余分な水分が体の中に溜まった状態になります。 血液透析とはこれらの老廃物等を腎臓に代わって体の中から除去する治療法です。 他にも体液量や電解質バランスの調整も行っています。

体の中に蓄積する老廃物には何があるの?

体に不要な老廃物はおもに代謝老廃物と言われるものです。代謝とは栄養素を体の維持に必要な成分に合成したり、体物質を分解してエネルギーを発生させた後に残った物質が老廃物になります。通常は尿として体外に排泄されます。

体の中に老廃物が貯まると…?

倦怠感や吐き気、頭痛、意識障害などの症状がみられる尿毒症を引き起こします。尿毒症とは、腎臓の働きが極度に低下して起こる全身の変化をいい、急性又は慢性の腎臓障害が進行した状態です。他にも腎性貧血・高血圧・浮腫など様々な症状が表れます。

 

血液透析濾過(オンラインHDF・オフラインHDF)とは?

血液透析に濾過という工程を加えたものが、血液透析濾過になります。HDFでは通常の血液透析では除去できない物質(透析アミロイドーシスの原因となるβ2マイクログロブリンなど)を除去することができます。
皮膚搔痒症やレストレスレッグス症候群、透析低血圧などの透析困難症の軽減に効果があり、身体に最も負担の少ない治療法です。

<下肢末梢動脈疾患リスク評価・フットケア>

当院では下肢末梢動脈疾患リスク評価とフットケアに力を入れています。末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症)とは足の動脈が狭くなったり詰まったりして血流の流れが悪くなり、足に様々な症状をひき起こす病気です。糖尿病や人工透析を受けておられる方は、足の冷えや、痛み、しびれ、潰瘍などができやすくなり、小さな傷でも細菌感染を起こしやすく、壊死の危険性が高まります。定期的に観察を行うことで壊死などの症状を防げ、早期発見・治療に繋がります。

以下の項目に注意しながら観察を行っています。

〇足の皮膚

・傷や靴擦れ、発赤、腫れはないか
・乾燥やひび割れはないか
・タコ(胼胝)やウオノメ(鶏眼)、白癬はないか
・足背動脈を触知できるか

〇足の爪

・爪が伸びすぎていないか
・深爪や巻き爪・変色はないか

〇足の感覚

  ・冷えやしびれ・痛みはないか

連携体制

当院では、閉塞性動脈硬化症について専門的な治療体制を有している同法人の森之宮病院 下肢救済センターと連携を取っており、必要があれば紹介できる体制を整えています。
 

診察時間

休診:日曜
祝日・年末年始も透析を実施しています。※夜間透析は行っておりません。

診察時間
8:30~13:30
13:30~19:00 × × ×

(透析室直通)TEL 06-6962-6165

※出張や旅行などで当クリニックの透析を利用したいというご希望にも対応しています。
お電話で日時のご予約をしていただいた後、ご郵送もしくはファックスにてかかりつけ医の紹介状とドライウエイトなどのデータの送付をお願いします。

当科の特色

1973年、当法人で人工透析を開始し、2003年に人工透析センターが独立、透析を中心とした大道クリニックとして生まれ変わりました。
人工透析科では、大道病院時代から研鑽した技術をもとに、安全・安心を念頭に運営しています。

落ち着いた環境で透析時間を過ごしていただきたいと、透析室内はさまざまな工夫を凝らしています。透析室はゆったりとしたスペースを確保。透析中は各ベッドに1台ずつ設置された液晶テレビをご覧いただくことができます。仕事ができるチェアベッドもご用意しています。
また、透析以外の時間もリラックスできるよう、当院の2階に透析患者さん専用の明るい休憩室をご用意しています。
※当院では、森之宮病院にご入院中の方も積極的に受け入れておりますので、透析をご希望の方は1度お電話にてご相談下さい。

 

明るく広々とした透析室。

 

感染対策として、各ベッドごとにビニールカーテンを設置しました。

 

 

 

ゆったりとした透析室。透析中も仕事ができるよう、チェアベッドもご用意しています。

 

液晶テレビを各ベッドに1台ずつ設置。

 

透析機器の紹介

当科では、各ベッドの透析監視装置(東レメディカル Miracle DIMCS UX)とナースステーションのパソコンがネットワークで結ばれ、ナースステーションで患者さんの状態を一元管理しています。
また、各種メーカーのダイアライザーを豊富にそろえ、医師と臨床工学技士が相談の上、患者さんの病状に合った機器を使用しています。臨床工学技士による透析液濃度の点検・保守、エンドトキシン対策など、安全性の追求に努めています。

 

オンラインHDF

 

オンラインHDFは、透析困難症や透析アミロイドーシス等の合併症に効果があると言われています。当院においても、オンラインHDF専用のコンソールが導入され、治療可能となりました。

 

こだわりのマットレス

2017年6月より、患者さんの負担軽減のためにパラマウントベッドのマットレスを導入しました。導入されたマットレスは、動きやすさと快適なクッション性を併せ持つ、軽量マットレスです。

マットレスの商品カタログはこちら(2.3MB)

 

 

 

サービス内容の紹介

当科では、身軽に来院いただけるサービスをご用意しています。

パジャマ、タオル類、スリッパ完備(すべて無料)

広々とした男性用と女性用の更衣室があり、男性用と女性用ともにパジャマとタオル(無料、サイズS・M・Lあり)を備えています。

 

送迎サービス(無料)

高齢者、近隣の患者さんを対象に、送迎のご相談に応じております。
独歩の方、杖歩行の方、車椅子の方等、幅広い身体機能に対応できるように現在4台の送迎車をご準備しています。

(状況によって送迎できない場合がありますので、あらかじめご了承ください。)

 

 

 

  • 送迎エリア

送迎範囲は城東区・東成区を中心に、都島区や鶴見区など柔軟に対応します。
送迎をご希望の方は、1度ご相談下さい。

 

 

 

 

無料テレビ・無料Wi-Fi

透析室内の各ベッドには1台ずつ液晶テレビを設置しており、無料でご視聴いただくことができます。無料Wi-Fiも設置しておりますので、タブレットやスマートフォンを接続してインターネットをお使いいただけます。是非ご利用下さい。

 

医師からのごあいさつ

地域に根ざした施設をめざして、研鑽を続けています。

患者さんが安心して日常生活を送ることができるよう、医師・看護師・臨床工学技士等全スタッフが協力して、安心・安全な透析医療の提供を心掛けています。 シャント管理・合併症・随伴症状等は森之宮病院をはじめ、近隣医療機関のご協力をいただき、専門医受診をご案内しています。


人工透析科 管理医師 医学博士
妹尾 博行
(せのお ひろゆき)

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