症例検討会(教育プログラム)の報告会を実施しました
2016年5月6日
卒後2年目看護師は、患者さんの個別性に応じた看護展開を行えることを目標としています。その成果として担当した患者1症例の看護をまとめ、看護部会で発表を行い、意見交換を行いました。 症例を通じて看護を振り返り、患者さん・ご家族や多職種との関わりの中で学んだことや感じたことをまとめたことで自己の看護観に繋がったと思います。また卒後2年目看護師の成長を感じる機会となりました。 (森之宮病院看護部 ラダー:自己啓発担当 5東病棟 科長 安福) |
症例検討会を振り返って
今回の症例検討では、対象の患者さんを選定するにあたり、プライマリーナースとしての関わりにおいて退院後も特に印象として残る方でした。もっと、その方に合った看護ができていたのではないか、ご家族との関わりなど不足していたのではないか反省として考えさせられることが多くありました。症例検討の機会を通して、一から経過記録・カルテを読み返し看護診断ごとに経過をまとめ、再度経過を見直すことで自分が不足していたことや看護計画について再考することができました。同時に自分自身が目指す看護とは、患者さんの個別性に応じた看護を実践できる看護師であることを認識することができました。そのためには患者さん・ご家族・スタッフとどのような関わりや働きかけが必要であるかを考えることができました。
(森之宮病院 5西病棟 光森)
今回、実際に転倒に至った患者さんについて振り返り、転倒予防には何が大事であるのかを導き出し、今後の看護に活かすために症例検討に取り組みました。振り返ることにより、転倒に対する基本的知識の獲得や転倒防止に取り組む姿勢が大切であると改めて感じることができました。転倒防止には、インシデント報告に目を通すなど関心を寄せ、いつでも転倒は発生するという意識を継続する必要があります。「転ばせない」という責任感を持つ事の大切さ、また、転ばせてしまったとしても、「安全に転倒できる」環境設定を他職種と共に考えながら看護していこうと思うことができました。転倒は患者さんの意思、何をしたいのかを把握しなければ予防は出来ません。そのため、行動パターンや排尿パターンなどを一覧で記載することによって、その人の日々の行動を知ることも大切になると改めて気づきました。事例検討で振り返ることは一つ一つの事実が知識として整理され、解明しやすくなり、今後に活かされるものだと感じました。また、他の事例発表も理解しやすく、看護をする上で共通課題もあり、専門的知識の学びを共有する事は自分にプラスになったと思いました。
(森之宮病院 7西病棟 中井)
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