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森之宮病院

森之宮病院小児神経科小倉加恵子医師の研究が科学研究費に採択されました

2015.09.15

 独立行政法人日本学術振興会の平成27年度科学研究助成基金助成金基盤研究に、森之宮病院小児神経科小倉加恵子医師が申請した課題「脳性麻痺児の読み書き・計算における強みと弱み及びその神経基盤の解明」が採択されました。

 小倉医師は鳥取大学附属病院脳神経小児科にて小児神経学を研鑽した後、東北大学大学院医学系研究科で高次脳機能障害について先端的な研究に携わっていました。森之宮病院で診療を受けている脳性麻痺などの運動障害があるお子さんは、より複雑な機能の問題をしばしば抱えておられます。そのような患者さんの問題を脳機能の面から解明し、より適切な介入方法につなげたいと、昨年秋に入職しました。

 

小倉加恵子医師からのメッセージ

当法人では、脳性麻痺の患者さんに対してライフステージを通した包括的な支援を目指すプログラムが始まりました。脳性麻痺の患者さんは認知機能に特徴があると言われていますが、十分には分かっていません。例えば、読み書きや計算の能力は学習に直結し、就学や社会的自立・就労にも欠かせない要素です。私たちはその特徴についての理解をもっと深める必要があると思います。森之宮病院の様々な職種のスタッフと協力し、神経イメージングデータと組み合わせることで、患者さんの成人期に向けた適切かつ科学的な支援を提供できるように本研究を進めていきたいと思っています。

 

 

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