整形外科(小児整形外科)
主な疾患
脳性まひ
脳性まひでは、まひが原因となって痙縮(筋肉の緊張が強い状態)や不随意運動(意に反して体が動いてしまう状態)が起こります。このまひのために立つ、歩く、走るなどの運動が妨げられます。さらに股関節脱臼や尖足などの手足の変形、脊柱側弯症、頚椎症性脊髄症が引き起こされます。痙縮に対しては、内服薬、ボツリヌス療法、ITB療法(髄腔内バクロフェン療法)、軟部組織解離術を行います。股関節脱臼に対しては、軟部組織解離術だけでなく、大腿骨や骨盤の変形に対する骨切り術も行います。たとえ立ったり歩いたりすることができない人でも、股関節が脱臼しているといつか痛みが出てくるので早期に治しておくことが必要です。もちろん運動発達にはリハビリテーションとの併用が欠かせません。
外来医師担当表
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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診察 9:00~ |
藤田(第2) |
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原田(第2・4) | |||
藤田(第4) | ||||||
診察 13:30~ |
藤田(第4) | 藤田(第2) |
装具診察
2019年9月より装具診察は予約診療となりました。診察時に次回の予約をしていただくか、お電話でご予約をお願いします。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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診察 13:30~ |
交代制 | 交代制 |
吹上医師 3月末退職となります。診察は2月29日までです。
松岡医師 2月退職となります。
スタッフ構成
常勤医師 1名
非常勤医師 2名
スタッフ紹介
子供達に寄り添いながら、適切な小児整形外科手術を行います。
ボバース記念病院副院長 吹上 謙一 (ふきあげ けんいち) |
私自身が乳児期に股関節脱臼の治療を受けた経験から、医師になり小児整形外科医の道を選びました。脳性麻痺に限らず、股関節疾患全般(股関節脱臼、ペルテス病、大腿骨頭すべり症など)、足部疾患(先天性内反足、外反扁平足、二分脊椎、先天奇形など)、側弯症など様々な疾患の治療を行います。染色体異常や様々な症候群の患者さんについても、お子様の成長に合わせた治療を行います。 プロフィール1998年京都大学医学部卒業。
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臨床研究に関する情報公開
「疫学研究に関する倫理指針」第3.1(2).「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」第5章,第12に基づき、インフォームド・コンセントを受けない場合の研究についての情報をこちらに公開しております。