先輩職員紹介①

先輩の声①

森之宮記念病院リハビリテーション部作業療法科
作業療法士

担当している業務について教えてください

 回復期リハビリ病棟の班に所属しており、回復期病棟では入院時期に初回カンファレンスの実施や、月に一度、チームカンファレンスを実施しています。自宅復帰を目標とする場合は必要に応じて自宅の環境を把握し、住宅改修に向けて、メディカルソーシャルワーカー、ケアマネジャー、看護師と連携して環境調整を行うために入院時・退院前訪問指導を実施しています。セラピーでは通常時間でのセラピーの他に夕食など実際のADL場面に介入していくイブニングセラピーや退院時又は早朝からADLに介入するモーニングセラピーも実施しています。専従の場合は病棟ごとに転倒対策や勉強会を実施することで他職種でのチーム連携向上や個々のスキルアップを目指しています。

大道会に就職したきっかけを教えてください。

 学生時代から実習先でボバース概念に基づき、治療を実施することで、目の前の患者さんが身体的・精神的に改善していく姿を見て、この考えを最先端で取り入れている大道会に行きたいと思ったのが一つのきっかけです。また病棟と一体化し、生活レベルでのリハビリテーションをより充実させて、心身機能の向上から、日常生活全般の向上、社会参加の支援に向けて、より幅広い治療体制を築きあげていくという考えに魅力を感じました。治療環境も病棟からすぐ近くにリハビリ室があり、いつでも看護師と一緒に介助方法の検討や病棟でのADLの状態などを確認できるため、質の高い医療を提供しやすい環境が整っていると感じます。

仕事のやりがいはどのような点ですか?

 患者さんとの一日一日の関わりの中で日々少しずつ手や足が動くようになり、それによって患者さんの雰囲気や表情に変化が見られ、それが日常生活の獲得に反映し、自宅復帰や職場復帰に繋がることにやりがいを感じます。また患者さんだけでなく、それを取り巻くご家族との日々の関わりや他職種との連携によって患者さんやご家族の喜ぶ姿を見ることが出来たときです。

職場の雰囲気はどうですか?

 スタッフの人数が多く、活気とやる気に満ちた、非常にアットホームな職場です。困っていることがあればいつでも相談できる先輩や上司がいると感じます。医師や看護師も声をかけて下さることが多いため、他職種と連携が取りやすい職場であると感じます。

仕事で苦労した経験はありますか?それに対してどのような工夫をしましたか?

 患者さん一人一人の生活背景や価値観が異なるため、初めは信頼関係を作ることに苦労しました。そのような時はまず患者さんの話をよく聞き、直属の上司と日々相談しながら方向性を修整してもらうことで少しでも患者さんの必要性や希望に沿った作業療法が出来るように努力しました。現在ではいろいろな人との出会いや関わりによって信頼関係の築き方について日々成長ができていると感じます。

今後の目標を教えてください。

 患者さんの全体像を捉え、患者さんだけでなく、ご家族への援助も考え、患者さんを取り巻くすべての方々に笑顔と安心を届けられる作業療法を提供したいと考えています。

就職希望者へのメッセージ

 当院のリハビリテーション部では、脳卒中や他の中枢神経疾患がある患者さんに対して、回復期リハビリテーションを提供しています。様々な疾患、個々のリスク管理に留意しつつ、病棟でのADL・IADLを獲得できるようにアプローチして、自宅復帰や職場復帰を目指し、その方の望んだ生活が送れることを援助します。職場には困ったことがあればいつでも相談できる先輩・上司の方々がいるため、知識・技術の向上だけでなく、人間として日々成長することができると思います。

 

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