外科(一般外科)

消化器がんなどの疾患に対し、的確な手術と身体に優しい治療を実現します。

当科では、消化器系のがんだけでなく、腹部の救急疾患や胃瘻造設、切り傷、やけど、床擦れなどの創傷治療など、さまざまな外科疾患に対応しています。
本年度より、外科医指導医・専門医が入職し、常勤3名体制となりました。

 

診療対象

  1. 胃がん・大腸がん・直腸がん・膵がん他(手術、化学療法、緩和療法)
  2. 一般外科疾患(胆石症、虫垂炎、痔核、鼠径ヘルニア、外傷など)
  3. 腹部救急疾患(穿孔性腹膜炎、イレウス、消化管出血など)
  4. 胃瘻造設(PEG)・中心静脈皮下埋め込み型ポート造設

外来医師担当表 [予約制]

診療時間

受付
AM 8:30~11:30

診察
AM 9:00~12:00

大道(道)
(1,3,5週)

大沢

大沢

小倉(徳)

小倉(徳)

栁田

大沢
(2週)

小倉(徳)
(4週)

受付
PM 1:00~4:30

診察
PM 1:30~5:00

 

大沢
(腫瘍外来)

河野(桂)

 

 

 

休診情報

現在、休診予定はありません。

※急な休診等もございますので、ご了承ください。

一般外科の主な特色

消化器がんについて

受診から入院、手術、その後の経過観察まで責任をもって診療しています。胃がんや大腸がんなどの消化器がんの手術は、年間20~40件行っています。丁寧な診療と標準以上の手術を行うことを心がけています。

胃がんの手術では、胃を切除した後に胃が小さくなったことによる吐き気や腹痛などが起こる「小胃症状」を改善するため、症例によって神経を温存したり、小腸を用いた代用胃再建手術を行っています。早期胃がんの手術では、腹腔鏡下切除を導入しています。大腸がんは進行がんであっても、積極的に腹腔鏡下の切除を行っています。進行再発がんでは、医学的根拠のある化学療法の中から、副作用の少ない治療を採用しています。抗がん剤が無効になっても、症状を緩和するために、適宜、入院していただくなど手厚いケアを行っています。

当院の特色として、歯科診療やリハビリテーション医療などを生かした「早期回復のためのケア」に力を入れています。手術前から歯科での口腔ケアを行い、手術後は、理学療法士によるリハビリテーションや管理栄養士の指導などを必要に応じて実施しています。

 

腹部救急疾患について

急激な腹痛は夜間も可能な限り救急で対応しています。消化管に穴があいたり(消化管穿孔)、腸や臓器が壊死したりすると、早急な外科的な対応が必要となります。最新の診断技術により、手術の必要性を迅速に判断して、的確な手術を行います。救急受診による診断の結果、手術等の万全な体制がとれない場合は、近隣の高次救急医療機関に受け入れていただくことで対応しています。

 

内視鏡下胃瘻造設術(PEG)

高齢化によって、脳梗塞による後遺症や認知症、誤嚥性肺炎などの病気とともに、食べ物が飲み込みにくくなる「嚥下障害」も併発して、おなかに小さな穴を作って胃に直接栄養を送る「胃瘻(いろう)」が必要となる患者さんが増加しています。当院では、胃瘻の良い点・悪い点を患者さんや家族の方と検討しながら胃瘻造設するかどうかの判断をしています。胃瘻造設前後にはCTなどの検査を行い、合併症のない安全な胃瘻造設を心がけています。現在では、年間50件ほどの内視鏡下胃瘻造設(PEG造設)を行っております。

 

一般外科疾患、創傷・熱傷・褥瘡(切り傷、やけど、床擦れなど)

その他手術件数の多い疾患は、胆石症、虫垂炎、痔核・痔瘻、鼠径ヘルニアなどです。いずれも、最新の標準手術を施行しています。切り傷などの創傷治療は、創傷保護剤を用いた新しい治療を行っています。消毒薬による痛みを与えません。ガーゼで傷を固めません。患者さんに優しい治療で傷の痛みを軽減し、きれいに直します。

スタッフ構成

常勤医師 3名、非常勤医師 2名
  外科学会指導医 1名
  外科学会専門医 3名
  内視鏡外科学会技術認定医 1名
  消化器外科学会認定医 2名
  消化器がん外科治療認定医 1名
  日本人間ドック学会専門医 1名
  日本人間ドック学会認定医 1名

認定施設

日本外科学会外科専門医制度修練施設
日本消化器病学会認定施設
日本消化器内視鏡学会指導施設

一般外科の主な検査

上部・下部消化管造影検査および内視鏡検査
腹部超音波検査
血管造影検査
MD-CT検査
PET/CT検査(森之宮クリニック)

化学療法室について

手術と並んで消化器がんの治療法として欠かせないのが化学療法です。森之宮病院2階外来に隣接して化学療法室があります。化学療法において、わずかなミスも生命の危険につながるだけに、安全対策には力をいれています。治療計画書通りに処方されているか、医師や看護師、調剤する薬剤師が何重にもチェックする体制を確立しています。緊張感を伴う治療だけに、リラックスできる快適な環境づくりにも力を入れました。建物の吹き抜けや窓から外光が差し込む開放的なスペースになっています。

 

化学療法室は2階外来に隣接しています。

明るく開放的な化学療法室です。液晶テレビを備えたリクライニングチェア7台とベッド1台を設置しています。

抗がん剤の調整は薬剤科のスタッフが行います。防護服を着用し専用のキャビネットで調整を行っています。

一般外科の治療実績

平成28年1月~12月、一般外科では、手術室において総計163例の手術を行いました。
疾患別の手術件数と術式は下記の通りです。

平成28年1~12月 森之宮病院 消化器外科手術症例 (外来手術を除く全163例)

 

疾患

総数

術式内訳

上部消化管

食道裂孔ヘルニア

1

NIssen+mesh 1

胃癌

6

幽門側胃切除1,胃全摘 2,噴門切除 1,胃空腸吻合 2

胃内異物(義歯)

1

胃切開  1

穿孔性十二指腸潰瘍 2 大網充填 2
十二指腸潰瘍 1 胃空腸バイパス 1

胆道系

急性胆嚢炎

17

腹腔鏡下胆嚢摘出術 14, 開腹胆嚢摘出術 3

慢性胆嚢炎 10 腹腔鏡下胆嚢摘出術 10
総胆管結石 1 総胆管切開 1

小腸

イレウス

9

癒着剥離 4, 腹腔鏡下剥離 1, 回腸部分切除 2, バイパス 1, 人工肛門  1

小腸腫瘍

2

小腸切除 2

小腸穿孔

2

魚骨除去・縫合 1, 回盲部切除(憩室穿孔) 1

下部消化管

虫垂炎

17

開腹虫垂切除 8,腹腔鏡下虫垂切除 8,右半結腸切除 1

結腸癌

15

右半結腸切除 6(腹腔鏡 1),左半結腸切除 2,S状結腸切除 6 (腹腔鏡 1),
ハルトマン手術 1

直腸癌

5

低位前方切除 5

人工肛門状態 1 人工肛門閉鎖 1
大腸穿孔 2 憩室穿孔・S状結腸切除 1,宿便穿孔・S状結腸切除 1
S状結腸過長症 1 S状結腸切除 1

腹膜腹壁

腹膜癌

1

腹腔鏡下生検 1

臍ヘルニア

3

Patch修復術 3

鼠径ヘルニア

39

Direct Kugel  34,Kugel  2、Mesh plug 3

腹壁ヘルニア 4 縫合閉鎖 3,Patch 修復術 1

その他

 

呼吸不全

7

気管切開 7

低栄養

12

CVポート 12

皮下腫瘍

4

腫瘍切除4

 

スタッフ紹介

正しい診断と安全な手術で消化器がんや一般外科疾患に対応します。


診療部長
救急・災害医療部長
大沢 常秀
(おおさわ つねひで)

胃がん、大腸がんなど消化器がんの手術と、胆石、虫垂炎、胃腸の穿孔、腸閉塞、脱腸、痔など一般外科疾患の手術を主に行っています。正しい診断と、安全確実な手術を心がけています。がんは進行して大きくならないと症状がでません。食欲不振、吐き気、軽い腹痛、便通異常など、おなかのことで不安があれば、なんでもご相談ください。また強い腹痛があれば、夜間も対応していますので、がまんなさらず、すぐに当院を受診してください。

プロフィール

昭和58年宮崎医科大学卒業。 同年関西医科大学外科入局。関西医科大学香里病院外科医長等を経て、平成16年4月から旧大道病院外科医長。大学では胃がんの臨床研究を行い、その後多くの腹部救急疾患を経験。平成18年4月から森之宮病院外科部長。平成24年11月から森之宮病院救急・災害医療部長を兼務。

  • 医学博士
  • 消化器外科学会認定医
  • 近畿外科学会評議員
  • 消化器がん外科治療認定医

 

患者さんの立場に立って、共に治療方針を考えます。


小倉 徳裕
(おぐら とくひろ)

消化器がんや腹痛の外科的治療と鼠径ヘルニア、痔等の一般外科の診療を行っています。消化器内科とも連携し、診断から手術、術後療法まで行います。特に進行癌の患者さんでは、手術のみならず、術前術後抗癌化学療法、緩和療法も当院で行うことが可能ですのでご相談ください。

プロフィール

平成元年関西医科大学医学部卒業。 関西医科大学外科学教室に所属し、平成27年4月から森之宮病院外科勤務。

  • 日本外科学会 専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会 認定医
  • 日本内視鏡外科学会 技術認定医
  • 難病指定医

 

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